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日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。
足腰、食欲ともに達者なままで長生きし、寿命が尽きたらぽっくりと。というのがこのところ流行の「アンチ・エイジング」。直訳すれば、抗老化とか抗加齢。つまり、肉体的にも表情的にも若々しいまま元気に長生きし、その時がきたらぽっくりと往生する。それが、アンチ・エイジングの狙いです。

そこでおすすめしたいのが伊勢エビ。
結婚式や正月のおせち料理など、おめでたい時の料理には必ずと言っていいほど伊勢エビがついてきます。
  
縁起ものとして伊勢エビが使われるのは、ひげが長く腰が曲がるまで元気に長生きできる、目が飛び出しているのでおめでたい、硬い甲羅をつけた姿が鎧冑をつけた武士のように勇ましいなどの理由からとはよく言われることです。

縁起話もさることながら、高タンパク、低脂肪、低カロリーであり、まさにヘルシー。その上、肝臓の解毒作用を活性化して心臓を丈夫にするタウリンがたっぷり。タウリンはアミノ酸の一種で、血圧の正常化や血栓を予防するなどの働きに加え、イライラを防ぐ作用でも注目されています。
さらに、若返りに役立つビタミンEや脳の血行をよくする葉酸、亜鉛、鉄、マグネシウム、カルシウムなども含まれています。とくに、カルシウムはイカやタコに比べて4倍以上。カルシウムは骨や歯の劣化などその機能の老化予防に役立ちますから、まさにアンチ・エイジングには欠かせない食材ということになります。伊勢エビの老化防止効果はまだまだあります。疫病や老化の元凶といわれる活性酸素を消去するパワーの強いアスタキサンチンも豊富。伊勢エビの赤い色素がアスタキサンチンという抗酸化成分。
また、殻には免疫力を強化するキチン質も多いなど、まさに「不老長寿食」と言ってよいでしょう。

「若さを保ちながら年をとる。死ぬまで二十歳の時の美肌を保ちながら。」というのは無理でしょうが、しわの数を1本でも少なくすることはできます。それが伊勢エビです。
1932年、福島県生まれ。食文化史研究家。食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究者でもあり、長寿村の食生活を長年にわたり調査している。

著書に『永山豆腐店-豆腐をどーぞ』(一二三書房)、『頭イキイキ血液サラサラの食事術』(講談社+α新書)、『和食の起源』『日本人は何を食べてきたのか』(青春出版社)、『万葉びとの長寿食』(講談社)、『健康食なっとう』『健康食みそ』(いずれも農山漁村文化協会)、『和食のすすめ』『ひとり鍋のすすめ』(春秋社)、『日本古代食事典』(東洋書林)、『100歳食入門』『みそ和食』『100歳食 レシピ編』(家の光協会)ほか多数。
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第1回 『黒ごまで今日もにこにこ元気』
第2回 『タマゴで長生き』
第3回 『目の老化を防ぐホウレンソウ』
第4回 『生卵かけ納豆ご飯で、私サクセスよ』
第5回 『丈夫な骨を作るチーズ』
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