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| ヨーロッパには「トマトのある家に病人なし」とか、「医者いらずの健康食」といったことわざがあるそうですが、そのくらいトマトは栄養効果の高い元気の出る食べ物という意味です。
赤色といい、丸々とした形といい、まるで太陽の分身。天然のサプリメントです。 ハウス栽培によって年中出回っていますが、旬は夏。これからが本番です。強い太陽のエネルギーで完熟したトマトはひなたくさい、野生の香りがあり、ビタミンCやE,カロテンもたっぷり。 「ビタミン」というとまっ先に思い浮かべるのはビタミンCではないでしょうか。このビタミンCが注目されているのです。 |
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| ビタミンCの血中濃度の高い人ほど長生きできることが分かってきたからです。血液中のコレステロール値を下げたり、免疫力を強化して風邪のウィルスの侵入を防ぎ、病気の回復を早めるなどの働きもしています。
ストレスが続くと、体内のビタミンCがどんどん消耗されていくそうです。ストレスに弱い方はビタミンC不足かもしれません。トマトの多彩な健康作用はビタミンCやE、カロテンなどに負うところが、きわめて大です。これらは、いずれも強い抗酸化作用があります。 年をとると、よく顔や腕などにシミが出現しますが、このシミこそ私たちが直接見ることのできる体のサビ、つまり酸化なのです。 健康で、元気に長生きするためには、酸化に負けない成分をとる必要があります。それがビタミンCやE、カロテンなどですが、さらにトマトには強力な抗酸化のリコピンが含まれているのです。 リコピンは完熟したトマトの方が強いですから、旬のはちきれそうなトマトを丸かじりするのがベスト。マヨネーズをたっぷりつけて。これから出回るトマトにはうま味成分のアミノ酸も豊富に含まれており、トマトは夏の太陽がくれた「真っ赤な長寿食」なのです。 |
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| 1932年、福島県生まれ。食文化史研究家。食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究者でもあり、長寿村の食生活を長年にわたり調査している。 著書に『永山豆腐店-豆腐をどーぞ』(一二三書房)、『頭イキイキ血液サラサラの食事術』(講談社+α新書)、『和食の起源』『日本人は何を食べてきたのか』(青春出版社)、『万葉びとの長寿食』(講談社)、『健康食なっとう』『健康食みそ』(いずれも農山漁村文化協会)、『和食のすすめ』『ひとり鍋のすすめ』(春秋社)、『日本古代食事典』(東洋書林)、『100歳食入門』『みそ和食』『100歳食 レシピ編』(家の光協会)ほか多数。 |
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