Salad Cafe title saladimage_01
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日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

大晦日の夜、つまり12月31日の夜には、除夜の鐘を聞きながら家族そろって「そば」を食べる習慣があります。 これが「年越しそば」で、この習慣がおこったのは江戸時代から。

江戸時代になると経済力を身につけた町人の勢力がめだってきます。町人にとって、一番頼りになるのは金。
かざり屋といって、金銀細工をする人たちは年末に細工場をきちんと掃除する習慣がありました。その時に、とび散って畳の目や隅っこの方に入り込んだ金や銀の粉を、そば粉で作ったダンゴに吸いつかせて集めるという方法を考えだしたのです。

  


この金銀を吸着したダンゴをホウロクの上で焼いて灰にすると金銀だけが残るので、「そば」は「金」を集める力が強いということになりました。 縁起をかつぐのが大好きな江戸っ子は、さっそく金銀細工職人の“そば”を見習い、大晦日になると、来年こそ金がたくさん集まるようにと願いながら「年越しそば」を食べるようになったのです。 やがて、除夜にそばを食べると、金運だけではなく、家運や寿命ものびると縁起をかつぐようになりました。

新年の願望をこめて食べるところに意義があり、商売の活力につながっていきます。大商店では大勢の店員たちが、かけそばをいっせいにツルツルやるのがならわしだったようで、次の川柳があります。

“百人のそば食う音や大晦日”

「そばは五臓六腑の疲れをとる」といい伝えが古くからあり、体にたまった旧年の疲れを除くのも新年を迎えるためには必要な準備だったのです。 そばには毛細血管を丈夫にするルチンや良質のタンパク質、ビタミンB類、E、それに高血圧を除くカリウムやカルシウム、鉄、亜鉛といったミネラルもたっぷり含まれているのです。
「そば好きは長生き」ということわざもあるように、食べた人の寿命を「長く長くのばす」食べものでもあったのです。

1932年、福島県生まれ。食文化史研究家。食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究者でもあり、長寿村の食生活を長年にわたり調査している。

著書に『永山豆腐店-豆腐をどーぞ』(一二三書房)、『頭イキイキ血液サラサラの食事術』(講談社+α新書)、『和食の起源』『日本人は何を食べてきたのか』(青春出版社)、『万葉びとの長寿食』(講談社)、『健康食なっとう』『健康食みそ』(いずれも農山漁村文化協会)、『和食のすすめ』『ひとり鍋のすすめ』(春秋社)、『日本古代食事典』(東洋書林)、『100歳食入門』『みそ和食』『100歳食 レシピ編』(家の光協会)ほか多数。
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第1回 『黒ごまで今日もにこにこ元気』
第2回 『タマゴで長生き』
第3回 『目の老化を防ぐホウレンソウ』
第4回 『生卵かけ納豆ご飯で、私サクセスよ』
第5回 『丈夫な骨を作るチーズ』
第6回 『赤い伊勢エビは不老長寿食』
第7回 『リンゴですこやか美人』
第8回 『タコのつけ焼きが実にうまい!』
第9回 『ブロッコリーで物忘れ防止』
第10回 『マグロのマヨネーズあえはすてき!』
第11回 『トマトは太陽がくれた長寿食』
12第12回 『カボチャの中の長寿力』
12第13回 『ニンニクの力で100歳現役』
12第14回 『葉っぱの野菜と根っこの野菜』
12第15回 『秋サバは、仲よく食べましょう』
12第16回 『タイは赤い長寿食なのです』
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