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日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

日本人の腸は草食動物のウサギ型で、肉食中心の欧米人にくらべて、長いことが分かっています。

このため、うっかり食物繊維が不足すると、長い腸の途中で“交通渋滞”をおこし、ついついとどこおってしまいます。
日本人は古くから米を主食として、大豆とか野菜、海藻、キノコといった食物繊維の多い植物系にウエイトを置いてきたために、腸も適応して長くなったわけです。

  

実は食物繊維の多い食事をしてきたことが、日本人の世界一長寿、あるいは世界でいちばん美しいといわれた日本女性のお肌と密接な関係がありました。もっともっと、さらにさらに美しくて健康なお肌になりたかったら、食生活から食物繊維を外すわけにはいかないのです。

秋はサツマイモの旬。

自然の甘さで人気がありますが、とくに皮の部分に多いセルロースなど筋状の繊維質は、
腸の中で水分を吸収しながら便の量を増やし、通じをよくします。

さらに生のサツマイモを切ったときに出る白いヤラピンという粉物質も便通にたいへん効果のあることが分かっています。サツマイモにはオリゴ糖も多く、腸内の代表的な善玉菌であるビフィズス菌を増やす作用もあり、ビタミンを合成したり、体の免疫力を高め病原菌の感染を防ぐ働きまでしてくれるのです。お肌を美しくする作用の高いビタミンCや若返りのビタミンEもたっぷり。 

1932年、福島県生まれ。食文化史研究家。食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究者でもあり、長寿村の食生活を長年にわたり調査している。

著書に『永山豆腐店-豆腐をどーぞ』(一二三書房)、『頭イキイキ血液サラサラの食事術』(講談社+α新書)、『和食の起源』『日本人は何を食べてきたのか』(青春出版社)、『万葉びとの長寿食』(講談社)、『健康食なっとう』『健康食みそ』(いずれも農山漁村文化協会)、『和食のすすめ』『ひとり鍋のすすめ』(春秋社)、『日本古代食事典』(東洋書林)、『100歳食入門』『みそ和食』『100歳食 レシピ編』(家の光協会)ほか多数。
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