Salad Cafe title saladimage_01
ピックアップコンテンツ topヘ戻る
日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

秋が深まると、野にも山にも、海にも川にも、美味珍味が出盛ります。サケもこの季節になると、海を何百キロにも泳いでふる里の川に戻ってきます。

「秋味」とも呼ばれ、アイヌの言葉では「カムイチェプ(神の魚)」ともいうそうです。まさに、神秘的なエネルギーを身につけた魚といってよいでしょう。

  

毎年、義理がたく群れをなして川をのぼるサケは沿岸の人たちにとってはあてにすることのできる、秋のご馳走でした。大量にとれるために日干しにしたり、塩引きにして保存しました。後者は弁当のおかずの定番となり、サケ茶漬けを生んだのです。サケは古くからお歳暮の主役であり、お正月の祝い魚として欠かせません。

サケの場合、肉食の赤さが他の魚とはちがった、神聖でおめでたい魚とみられていたのです。 赤い色には厄よけの効能があるとか、幸運を呼び込むパワーがあると信じられてきました。

この赤い色素が、いま注目されているアスタキサンチンという強力な抗酸化物質で、脳や体の細胞を防ぐ成分。つまり、老化を防ぐ強い作用があるので、生涯現役で長生きする上では、たいへん心強い味方といってよいでしょう。

サケの脂質は優秀で、血栓の発生を防いで血液をサラサラにする成分や、記憶力や学習能力などを高める物質なども含まれています。魚を食べているお年寄りにはアルツハイマー型の痴呆症になりにくいともいわれ、注目されています。無駄の出ない魚で頭部から尾まで食べることができます。

1932年、福島県生まれ。食文化史研究家。食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究者でもあり、長寿村の食生活を長年にわたり調査している。

著書に『永山豆腐店-豆腐をどーぞ』(一二三書房)、『頭イキイキ血液サラサラの食事術』(講談社+α新書)、『和食の起源』『日本人は何を食べてきたのか』(青春出版社)、『万葉びとの長寿食』(講談社)、『健康食なっとう』『健康食みそ』(いずれも農山漁村文化協会)、『和食のすすめ』『ひとり鍋のすすめ』(春秋社)、『日本古代食事典』(東洋書林)、『100歳食入門』『みそ和食』『100歳食 レシピ編』(家の光協会)ほか多数。
back number
第1回 『黒ごまで今日もにこにこ元気』
第2回 『タマゴで長生き』
第3回 『目の老化を防ぐホウレンソウ』
第4回 『生卵かけ納豆ご飯で、私サクセスよ』
第5回 『丈夫な骨を作るチーズ』
第6回 『赤い伊勢エビは不老長寿食』
第7回 『リンゴですこやか美人』
第8回 『タコのつけ焼きが実にうまい!』
第9回 『ブロッコリーで物忘れ防止』
第10回 『マグロのマヨネーズあえはすてき!』
第11回 『トマトは太陽がくれた長寿食』
12第12回 『カボチャの中の長寿力』
12第13回 『ニンニクの力で100歳現役』
12第14回 『葉っぱの野菜と根っこの野菜』
12第15回 『秋サバは、仲よく食べましょう』
12第16回 『タイは赤い長寿食なのです』
12第17回 『年越しそばで不老長寿』
12第18回 『ナバナで春を待つ』
12第19回 『若返りフードのカマボコ』
12第20回 『アサリ汁でますます元気』
12第21回 『キウイフルーツでお腹もすっきり』
12第22回 『カツオ節たっぷりの冷や奴』
12第23回 『スイカは大地の恵み』
12第24回 『サツマイモは美肌食』
topヘ戻る
ケンコーマヨネーズ C.I
copyright