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おてんと様ありがとうございます。 いつの間にか、春がやってきていたのです。凍土を割って萌え出す芽には春のふっくらとしたエネルギーがこもっており、それを食べることによって、人間も新芽のように若返ることができると、昔の人は信じていました。 |
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春先に新鮮な山菜ということは、現代風にいえば、冬の間に不足していたビタミンCやカロテン、食物繊維などを補給することを意味します。 春になると紫外線も増えます。紫外線は体の細胞を酸化させ、老化を促進させてしまいます。芽生えたばかりの若葉にはビタミンCや抗酸化成分が豊富ですから、摘み草を食べるということは、実は紫外線対策でもあったのです。 吸い物の良薬口にふきのとう 江戸時代の川柳。春の気配を感じると何はともあれ、フキノトウを食べて「苦味」をとったのです。フキノトウの、あのほろっとした苦味こそ、春の風味であると同時に食欲増進や無病息災に役立ってきました。 フキノトウには骨を丈夫にするカルシウム、マグネシウム、ビタミンKもたっぷり。テンプラにぴったりですが、味噌で炒める「フキノトウみそ」も風味があります。さっとゆがいてマヨネーズで和えてもよいでしょう。 |
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| 1932年、福島県生まれ。食文化史研究家。食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究者でもあり、長寿村の食生活を長年にわたり調査している。 著書に『永山豆腐店-豆腐をどーぞ』(一二三書房)、『頭イキイキ血液サラサラの食事術』(講談社+α新書)、『和食の起源』『日本人は何を食べてきたのか』(青春出版社)、『万葉びとの長寿食』(講談社)、『健康食なっとう』『健康食みそ』(いずれも農山漁村文化協会)、『和食のすすめ』『ひとり鍋のすすめ』(春秋社)、『日本古代食事典』(東洋書林)、『100歳食入門』『みそ和食』『100歳食 レシピ編』(家の光協会)ほか多数。 |
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