永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第3回 「目の老化を防ぐホウレンソウ」

このところ、目の老化病にかかる方が、急増しているようです。白内障や緑内障などで、中高年の方に多いということから、「目の成人病」とも呼ばれています。 ところが、最近では、三十代とか四十代といった若年層にも増えているといわれ、油断はなりません。

原因は食生活のアンバランス、ストレス、運動不足、インターネットによる眼精疲労(疲れ目)、なかでも、深刻なのは野菜不足。野菜の一日の必要量は350gですが、実際に摂っているのは270g前後なのです。

白内障の場合、目の水晶体のタンパク質が活性酸素によって、酸化するところから始まるようです。この他の目の障害も、酸化が原因の場合が多く、これを防ぐ成分として、今最も注目されているのがルティン。

ルティンは植物の色素を校正するカロチノイドの一種で、強力な抗酸化作用を持っているのです。

ルティンが豊富なのは、緑黄色野菜ですから、普段から積極的に野菜を摂っていれば予防改善にかなり期待できる筈です。

この貴重なルティンは、体内で合成することができないために、食べ物から補給する必要があります。ルティンが多いのはケールやホウレンソウですが、ブロッコリーやグリンピース、レタスなどにも含まれています。

ルティンの効果を高める料理のひとつが、「ゆでホウレンソウのゴマあえ」。黒ゴマにも抗酸化成分が多いためですが、マヨネーズであえても同じような効果があります。


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