永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第19回 「若返りフードのカマボコ」

日本人の健康意識が、ますます高くなっています。健康の自己管理。「養生の時代」になってきました。

よりよい食べ物を選択することによって、健康を守り、自分の生命を養う。なにしろ、私たちの平均寿命は80年。老いても若さを保つためには、老いを防ぐ「健康貯金」の考え方が重要になります。その元金は食べ物です。

日本人の長寿を支えている食材のひとつが「魚」。この魚を原料にした練り製品が、世界的に脚光を浴びているのです。

長寿大国ニッポン人が食べている海産物だから、健康や長寿に役立つという信頼。そして、何よりもうまい。カマボコ、サツマアゲ、ツミレ、ハンペン、チクワなどで、このところ人気のあるのがカニ風味やホタテ風味、エビ風味などの傑作。すり身にする原料魚はスケトウタラやイシモチ、ニベなどの白身魚ですが、漁獲量が減ったために、サバやイワシ、サンマといった赤身魚で作ったカマボコも開発されています。

カマボコの場合、そのまま食べられるのも魅力になっています。表面が赤や青、黄などの色付きの細工ものと呼ばれるカマボコもあり、その色どりが美しいところから、結婚式やお祝いごとのある時などによく用いられます。料理にも使われますが、人気のあるのがサラダ用。マヨネーズをつけて食べると、いっそうおいしくなります。

カマボコは低脂肪・低カロリーの健康食材で、しかも高タンパク食品。私たちの体の60パーセント前後がタンパク質。したがって、つやつやしたお肌や髪、生き生きとした表情を保つためには、毎日良質のタンパク質をとる必要があります。体力や免疫力を高めて、病気に対して強くなるためにも欠かせないのです。老化防止、それに細胞の酸化を防ぐビタミンEも含まれています。


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