永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第26回 「ダイコンおろしで若返り」

ダイコンはえらい!古代以来、こんなに日本人に好かれてきた野菜はありません。日本でいちばん古い歴史の書物である『古事記』にもちゃんと記されているのです。
今だって、どんな地方のスーパーに行っても、半分に切られてはいますけれども、太くてまっ白い ダイコンは置いてあります。1本丸ごとだと、高齢化時代の日本人には重たくて息がきれてしまうのです。それでもダイコンを食べたいと思う日本人が少なくないのです。

ダイコンを食べると体の調子がいい、胃も丈夫になる、風邪も引かないというような効果の体験的な 裏づけがあって、日本人はダイコンが大好きなのではないでしょうか。
「生でよし、擂ってまたよし、煮てもよし。干して、漬けても、これまたよしよし」といわれるように、 ダイコンは大昔から台所の千両役者でした。
とくに「ダイコンおろし」は家族全員の健康を守る天然の消化薬なのです。消化酵素の宝庫で、コメなどの穀物を主食としてきた日本人には欠かせません。
ダイコンおろしにはご飯を消化するデンプン分解酵素をはじめ、タンパク質分解酵素、それに脂肪分分解酵素なども含まれているのです。ダイコンおろしには、セルロースやペクチンなどの食物繊維も多く、便通を整える作用もあり、腸内がクリーンとなるため血液も浄化され、若返りや老化防止にも少なからずお役に立つわけです。
ダイコンを千切りにしてマヨネーズであえ、醤油をたらすと、ヘルシーなダイコンサラダが出来上がります。


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