永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第30回 「ワカメのみそ汁で、ニコニコ」

いま、世界中でもっともホットな料理は「日本食」です。ニューヨークには日本食のレストランが800軒もあり、さらに高級日本料理のレストランも続々と開業中だそうですから、ブームといってよいでしょう。日本食は、おいしいのはもちろん、盛りつけが美しく、しかもヘルシーなのです。

世界中で注目されているように、日本食は健康食であり、長寿食でもあります。それを証明しているのが日本人の長寿で、世界でもトップの記録を維持しているのです。

とくに伝統的な和食の場合、栄養のバランスが実に優れています。

和食では、ご飯にみそ汁はつきもの。とくに朝食には、ワカメ入りの豆腐汁が多い。ワカメにも豆腐にもカルシウムがたっぷり。カルシウムは骨を丈夫にするのはもちろん、イライラを防いで精神安定にも役に立つ働きをしているのです。

さらに、脳の中で情報の伝達をスムーズにする働きや、記憶力、学習能力などとも深いかかわりあいがあり、この面からも人づきあいをかしこく平和に続ける力が湧いてきます。だしとして用いられるカツオ節には、脳内の幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの原料となるトリプトファンが豊富な点にも注目すべきでしょう。

ワカメは今が旬。さっとゆがいてマヨネーズであえ、少々のワサビと醤油をたらすと、絶品の「春サラダ」のでき上がり。ワカメにはビタミンCも多く、美容作用も期待できます。


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