裁判になったことのある野菜とは?

アメリカで実際にあったことです。
「野菜だ!」
「いや、果物だ!」
言い争いが裁判になり、最高裁判所まで争われることになってしまいました。
この裁判の主役はいったい?…

答えはイラストをクリック!

クイズの答え

裁判の発端は、輸入にかかる税金でした。

答えは、トマト。「トマトは野菜か、果物か・・・」そんな「トマト裁判」が、19世紀のアメリカで行われました。当時のアメリカでは、輸入の際、果物には関税がかからなかったのですが、野菜は有税だったことから、裁判沙汰になってしまったそうです。 争ったのは、果物派の植物学者たちと、野菜派の農務省。判決は「野菜」でしたが、判決文には「トマトは野菜畑で育てられていて、食事には出されるが、デザートにはならないから野菜である」と書かれていたそうです。それ以来、アメリカでは、トマトは「茎に付く実」であることから植物学的には果物なのですが、法律的には野菜である、ということになっているのだそうです。

トマトがりんご? -名前の由来

トマトという名前は、メキシコ中部の原住民ナワトル族の言葉 「トマトゥル=ふくらむ果物」が語源です。ところで、みなさん!トマトにはユニークな呼び名もあることをご存知ですか?ヨーロッパにトマトを持ち込んだスペインでは、語源に近い「トマテ」と呼んでいますが、イタリアでは「ポモドーロ=黄金のりんご」、フランスでは「愛のりんご=ポムダムール」 と呼んでいるのです。なぜ、トマトがりんごかというと、当時のヨーロッパでは、高価なのものや希少価値のあるものを「りんご」と呼ぶ習慣があったからだと言われています。その昔、トマトは、貴重品だったのですね。

トマトの歴史

原産地は、南米のアンデス山脈です。トマトの野生種は、ほとんどが緑色で小さいものでした。コロンブス時代にヨーロッパへ伝わり、いろいろな品種が生まれました。そして、18世紀に北米に渡り、病気に強いものや肉厚なものなどに品種改良されました。日本には、ヨーロッパ、アメリカからの2ルートで伝わってきたといわれています。トマトは世界中をまんべんなく旅行して、日本にやってきたのですね!

トマトの旅

トマトの効果的な食べ方、調理方法

料理をおいしくする旨み成分、アミノ酸の一種、グルタミン酸。これが、トマトにはたくさん多く含まれていて、特に真っ赤に熟したものにはもっとも多く含まれています。完熟トマトを、煮物や炒め物などに入れると、旨みがグンとアップするのはそのためです。  また、トマトの色素であり、体に良い「リコピン」は、油に溶けやすい性質を持っていますから、サラダなど生食するなら、ドレッシング、マヨネーズなどと一緒にいただくとよいでしょう。栄養の吸収がぐんと高まりますよ。

カラダに良いトマトを、みなさん、どんどん食べてくださいね!


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