走りは鹿児島産。11月から登場し、ついで福岡、静岡などから出回りますが、この数年は中国産の進出が目ざましく、反対に国産の出荷量は減る傾向です。労力不足のため、国内生産量は平成元年の13万8300トンから同5年には9万200トン足らずと、4割近く減っています。旬以外の時期に出回る値頃なたけのこは大半が輸入品(缶詰、リパック品など)といってよいでしょう。
力が旺盛なことを“破竹の勢い”といいます。亜鉛分が多く精力、活力を与えるからでしょう。“雨後のたけのこ”は核酸とたんぱく質とで合成される成長促進物質が作用している結果です。固形量の3割がたんぱく質で、ビタミンB2、C、カルシウム、繊維質も豊富ですから、スープや薄味のみそ汁の具にすれば利尿に効果があるほか、煎じれば脚気などむくみにもよいようです。 明治21年、和歌山県で初めて国産缶詰が製造され、たけのこの周年供給が可能となりましたが、料理の際は前処理が施されているのでビタミン類が消失している点に注意が必要です。
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