|
このえだまめ、戦争中はビールのツマミということで、贅沢品扱い。栽培禁止のお触れが出ていたそうです。滑稽な話ですね。庭先でもどこでも栽培できて、栄養価は抜群のありふれた植物なのに。えだまめはいうまでもなく「畑の牛肉」といわれる大豆の子供で、大豆は古事記や日本書紀にも出てくるほど、日本人と深いつながりがある穀物なんですよ。
静岡産は周年出回っていますが、関東で旬のものは埼玉、千葉、東京から、味の良いタマスダレと色が良く実の大きなサヤムスメという品種が主流です。
気温が1度上がるだけで、ビールの消費がグーンと伸びるといわれ、えだまめの消費はこのビールの消費しだいとなりますが、栄養面から見ても非常に相性が合うのです。大豆の未成熟な実がえだまめですから、栄養的にも大豆と同様にたんぱく質を中心にミネラル、ビタミンB1、B2が豊富に含まれています。汗をたくさんかく夏にはこれらのビタミンが汗といっしょに排出されてしまうので、夏場の栄養補給にえだまめは欠かせません。その中でも特にビタミンB1は疲労回復、脚気、肩こり、偏頭痛などにも効果的です。食物繊維の含有量も野菜の中ではトップクラスです。
その上、体内で作ることのできないリノール酸も多く含み、植物コレステロールも含まれていますので、コレステロールの気になるお酒飲みの人には、持ってこいのオツマミと言えます。定番の塩ゆでのほか、スープや炊き込みご飯など、旬を生かして積極的にとりたいものです。
|