 |
穀物のとれない山地や荒地でも重要な作物となっているため、戦中戦後の食料難のときなどに栽培が奨励されました。さつまいもばかり食べさせられた記憶を持っている人もいると思います。
寒くなってくるとおいしい「石焼きいも」。昔の焼きいも屋さんは「栗より美味しい十三里半」と書いて町を売り歩いていました。これは、栗(九里)より(四里)で足して十三里ですので、それより美味しいから十三里半。栗よりちょっと美味しいことをいいたかったのですね。
さつまいもを食べるとガスがよく出ますが、これは繊維質が多い証拠。便秘予防を始め、美容効果、整腸、虚弱体質改善などには大変よい野菜です。さつまいもを切ると出てくる白い汁は、胃潰瘍などの止血に役立ち、皮ごと食べると胃もたれをおこしません。また、カルシウムやリンに富み、ビタミンCは夏ミカンの2倍もあり、風邪の予防や育ち盛りの子供のおやつには最適です。さつまいもに含まれるビタミンCは加熱しても壊れないので、吸収効率が高く有効です。その他、黒焼きにしたものを煎じて飲めば解熱、発汗作用があります。しもやけには、すりおろしを湿布するとよいでしょう。 |