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ベジタブル&フルーツマイスターが教える知っトク!なっトク!野菜と果物のマメ知識
今月のお題は…

キウイフルーツ
  キウイはマタタビ科マタタビ属のツル性落葉樹で、原産地は中国南西部の揚子江流域です。 1906年、ニュージーランドの植物学者が持ち帰り、栽培したのが始まりで、当初はチャイニーズグースベリーと呼ばれていました。 その後、ニュージーランドの国鳥で、飛べない鳥・キウイに果実の形が似ていることから「キウイフルーツ」と命名されました。1960年代、ニュージーランドからの輸入が本格化し、日本での栽培は1970年頃から過剰生産となったミカンの転作にともなって増殖されました。
      
 
 日本では愛媛、福岡、和歌山、山梨、静岡などが主産地で、出回りは10月〜4月頃まで。対して輸入品の9割近くを占めるニュージーランド産は4月〜12月頃までが旬であるため、日本では1年中キウイが楽しめます。また、輸入品の1割を占めるチリ産キウイは5月〜7月頃が旬となります。
 
 品種にはヘイワード、アボット、ブルーノ、モンティ、香緑(こうりょく)などがあります。果肉がグリーンのキウイが多いのですが、最近はゴールドと呼ばれる黄肉種や、中心部が赤い物、リンゴの形をしているキウイなどさまざまな種類が出ています。

  国産品、輸入品のほとんどを占めるヘイワードは、甘味と酸味のバランスが良く、果肉のエメラルドグリーンが美しいキウイです。 香緑は、ヘイワード種の自然交配実生から育成したもので、香川県農業試験場で誕生し、昭和62年に登録されました。ヘイワードよりも甘味が強く、酸味が弱いキウイで、同じくエメラルドグリーンの果肉で形はやや細長です。ヘイワード、香緑ともに果実は100〜130グラムです。香川県では、香緑のほか、甘くてコクがある讃緑(さんりょく)、一口サイズの香粋(こうすい)と合わせてキウイ3兄弟と呼んでいます。

 黄肉種はゴールデンキング、紅心(レッドプリンセス)などがありますが、最近人気なのが「ゼスプリ・ゴールド」で、日本人の味覚に合わせて開発されたとても糖度が高いキウイです。レッドプリンセスは芯が赤くなっていますが、赤の色が薄いためあまり赤く見えません。果肉が赤い紅鮮は、放射線状に赤色が広がっています。アップルキウイは果実が150グラムと大きくリンゴの形をしており、魁蜜(かいみつ)とも言います。
       
 ビタミンCがとても豊富なキウイは、100グラム中の含有量がフルーツのなかでもトップクラス。ビタミンEやカリウム、食物繊維も豊富なことから、美肌効果があるうえ、貧血や動脈硬化、便秘、高血圧の予防など優れた果物です。たんぱく質分解酵素のアクチニジンを多く含むため、肉料理と食べると消化を促進したり、果汁を肉にかけることで柔らかくする利点もあります。しかし、キウイのゼリーを作るときは要注意で、この酵素によって、固まりにくくなってしまいます。

 キウイの追熟を早めるには、ポリ袋などでリンゴと一緒に密封すると、リンゴから発生されるエチレンによって、短期間で熟すことができます。


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