日本では愛媛、福岡、和歌山、山梨、静岡などが主産地で、出回りは10月〜4月頃まで。対して輸入品の9割近くを占めるニュージーランド産は4月〜12月頃までが旬であるため、日本では1年中キウイが楽しめます。また、輸入品の1割を占めるチリ産キウイは5月〜7月頃が旬となります。
品種にはヘイワード、アボット、ブルーノ、モンティ、香緑(こうりょく)などがあります。果肉がグリーンのキウイが多いのですが、最近はゴールドと呼ばれる黄肉種や、中心部が赤い物、リンゴの形をしているキウイなどさまざまな種類が出ています。
国産品、輸入品のほとんどを占めるヘイワードは、甘味と酸味のバランスが良く、果肉のエメラルドグリーンが美しいキウイです。
香緑は、ヘイワード種の自然交配実生から育成したもので、香川県農業試験場で誕生し、昭和62年に登録されました。ヘイワードよりも甘味が強く、酸味が弱いキウイで、同じくエメラルドグリーンの果肉で形はやや細長です。ヘイワード、香緑ともに果実は100〜130グラムです。香川県では、香緑のほか、甘くてコクがある讃緑(さんりょく)、一口サイズの香粋(こうすい)と合わせてキウイ3兄弟と呼んでいます。
黄肉種はゴールデンキング、紅心(レッドプリンセス)などがありますが、最近人気なのが「ゼスプリ・ゴールド」で、日本人の味覚に合わせて開発されたとても糖度が高いキウイです。レッドプリンセスは芯が赤くなっていますが、赤の色が薄いためあまり赤く見えません。果肉が赤い紅鮮は、放射線状に赤色が広がっています。アップルキウイは果実が150グラムと大きくリンゴの形をしており、魁蜜(かいみつ)とも言います。
ビタミンCがとても豊富なキウイは、100グラム中の含有量がフルーツのなかでもトップクラス。ビタミンEやカリウム、食物繊維も豊富なことから、美肌効果があるうえ、貧血や動脈硬化、便秘、高血圧の予防など優れた果物です。たんぱく質分解酵素のアクチニジンを多く含むため、肉料理と食べると消化を促進したり、果汁を肉にかけることで柔らかくする利点もあります。しかし、キウイのゼリーを作るときは要注意で、この酵素によって、固まりにくくなってしまいます。
キウイの追熟を早めるには、ポリ袋などでリンゴと一緒に密封すると、リンゴから発生されるエチレンによって、短期間で熟すことができます。