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ベジタブル&フルーツマイスターが教える知っトク!なっトク!野菜と果物のマメ知識
今月のお題は…

メロン
メロン   フルーツ売場のショーケースの上段で、桐の箱に入ったマスクメロンに憧れていました。今ではプリンスメロンやアンデスメロンをはじめ、大衆メロンが数多く出回り、メロン=高級果物とは言い難くなっていますが、まだまだマスクメロンは果物の王様ではないでしょうか。いまや1年中出回っているメロンですが、5月から夏場にかけてがメロンの旬で、現在青果売場にはさまざまなメロンが手頃な価格で並んでいます。
  メロンはウリ科のキュウリ属。果物、果物、と書いてきたメロンですが、メロンは実は野菜です。原則的に生産段階で1〜2年草の草本が野菜となり、メロンのほかにスイカやイチゴが当てはまります。流通や消費段階で果実となるので「果実的野菜」とも言われます。

  メロンには大きく分けて、ネット型と非ネット型があります。ネット型はマスクメロン(アールスメロン)やアンデスメロン、アムスメロン、夕張メロンなどがあり、非ネット型にはプリンスメロン、ハネデューメロンなど。メロンは「りんごに似たウリ」のギリシャ語melopeponが語源となっています。原産地はアフリカ、中近東、中央アジアで、ヨーロッパに伝わった系統からはネットメロンや冬メロンが。中国へ伝わったものにマクワウリとシロウリがあります。
 
  ネットメロンの代表格で温室栽培されるマスクメロン(アールス・フェボリット)。このマスクとはフランス語でじゃ香の意味があり、香りの良さを表しています。日本では明治27〜28年頃に試作され、大正6〜7年頃から市場に出回るようになりました。

  アンデスメロンはマスクメロンと似たネット、味、香りを持ちますが、値段が手ごろで消費が伸びています。アンデスの名は南米のアンデス山脈とは関係なく、昭和52年に「作って安心、食べて安心のアンシンデス」から命名されました。親はアールスメロンであることは知られていますが、もう片親は明らかにされていません。
  
  大衆メロンとして貢献してきたプリンスメロンは、マクワウリとヨーロッパ種との交配種。最近はネットメロンが台頭してきたため、生産量は減少気味ですが、風味も味も良いメロンです。名前の由来は、現在の天皇陛下がご成婚された昭和34年に発表されたからです。ほかネット型緑色のアムスメロン、オレンジ色の果肉で特有の香りを持つ夕張メロン、クインシーメロン(ネット型)、ハネデューメロン、ホームランスター、パパイヤメロン(非ネット型)など様々なメロンがあります。

  メロンは果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖質を多く含み、利尿作用のあるカリウムも豊富なため、余分な塩分を排出してくれます。そのため高血圧や動脈硬化、肥満防止にも効果的。ビタミンや繊維質も多く含まれるため美肌効果もありますが、体を冷やす作用があるので冷え性の方は注意が必要。メロンは追熟を待って食するもの。買ってきたメロンは室温で保存し、食べ頃になったら食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やして食べましょう。
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