Salad Cafe
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ベジタブル&フルーツマイスターが教える知っトク!なっトク!野菜と果物のマメ知識
今月のお題は…

さくらんぼ
  新緑の間からこぼれる陽射しに強さを感じ始めたら、サクランボの季節がやってきた証拠です。 赤紫色のアメリカンチェリー、つややかで鮮やかな赤色に薄黄色が混ざる佐藤錦や高砂などの国産たちが、売場を賑わせてきます。通常「サクランボ」と称しますが、木を桜桃(おうとう)、実をサクランボ、加工した物をチェリーと、呼び分ける場合もあるようです。
  アメリカンチェリーと書かれて販売されているのを良く見かけますが、これはアメリカから輸入されるサクランボの総称です。ブルックス、ビング、ツラーレ、ランバードなどが品種としてあります。 アメリカンチェリーは、果肉が硬く、赤紫色した赤肉品種で、甘味が多いものがほとんどですが、ここ数年、数量が増加しているものに、国産種にも似た大玉のレーニアがあり、人気を集めています。
  
  サクランボの王様とも称される「佐藤錦」は、その名の通り山形県東根市の佐藤栄助氏が、大正時代から品種改良に力を注いだ末に、ナポレオンと黄玉の交配によって完成、昭和3年に命名されました。 ナポレオンと黄玉の欠点を補う形で誕生し、果肉は白く柔らかく、甘味が多い佐藤錦は、生産量が1番多い品種です。
 
  国内生産物はほかに山梨が主力の高砂、ヨーロッパ原産で加工用にも使われるナポレオン、北海道が主力の南陽や水門などがあります。早ければ4月末から出回るブルックスやツラーレなどのアメリカンチェリーに比べ、国産の出回りはひと足遅く、佐藤錦をはじめ6月〜7月にかけてが国産の最盛期です。 山梨、山形、青森、北海道などの産地をリレーしながら出回っていきます。

  サクランボの起源は3種類あり、ヨーロッパ起源の甘果桜桃(セイヨウミザクラ)と酸果桜桃(セイヨウスミノミザクラ)、中国が起源の中国桜桃(シナノミザクラ)があります。日本で栽培されるのは甘果桜桃。酸果桜桃は酸味が強いため生食には向かず、果実酒やお菓子に加工されています。

  主成分はブドウ糖などの糖質。カリウムやリン、鉄などのミネラル分が豊富です。カリウムが多いことから腎臓病予防に良く、利尿作用がありますが、これは実よりも柄に成分が多く含まれているため煎じて飲むのが効果的です。ほか美肌や疲労回復、眼精疲労にも効果があります。

  ちなみに山形県経済連が制定した「さくらんぼの日」は、6月第3日曜日です。
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