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ベジタブル&フルーツマイスターが教える知っトク!なっトク!野菜と果物のマメ知識
今月のお題は…

食用菊
食用菊   刺し身のつまとして添えられている黄色い菊はよく見ますが、先日、新潟に行ったときに菊の酢の物を食べ、おいしくて感動しました。私が食べたのは、薄紫色の「柿本」という品種です。岩手でも「菊」を食べる風習があり、こちらの品種は黄色の八重咲きの「阿官房」といいます。
  「菊」というと菊人形、菊祭りなど鑑賞用として知られていますが、東北地方などでは昔から長い冬に、野菜の代用品として保存のきく「菊」を食用にしていたといわれます。「菊」には血圧を下げる働きがあるといわれ、塩分摂取の多い東北の人たちにとって「菊」の食用は生活の知恵だったといえます。
 
  薬用植物の古書にも「味は苦いが性質はおだやか、風気にあてられた病、頭がくらくらする病、皮膚の病、血液の流れが滞る病を治す」と記述されていることからも、地方によっては「菊」を薬として用いていたことがうかがえます。
 
  おもな栄養成分は、ビタミンB1、B2、カルシウム、リンなどで、効用としては、高血圧によいだけではなく、解熱、解毒、はれものなどによいとされています。また、最近では抗菌作用、肝臓機能が低下して視力障害をおこす人に効果があることが分かってきました。効用を期待するのなら続けて食べましょう。秋に「菊」が手に入ったら、生のままフリージングして、彩りを活かしさまざまな料理に用いてみてください。
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