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ベジタブル&フルーツマイスターが教える知っトク!なっトク!野菜と果物のマメ知識
今月のお題は…

こまつな
こまつな   正月に食べる雑煮は、各地、各家庭でさまざまな味があります。野菜の具としては、みつば、だいこん、にんじん、さといもといったところが一般的ですが、江戸時代の庶民の間では、こまつなが雑煮に欠かせなかったそうです。
  「こまつな」の命名者は、5代将軍の徳川綱吉。綱吉翁が江戸小松村に鷹狩りに行ったときに、村の人たちが「葛西菜」と呼ばれる青菜を汁にして献上したところ、このおいしさに感激し、村の名を命名しました。
  ルーツは、中国から渡ってきた「くくたち」というかぶの先祖。つまり、こまつなはかぶの親戚で、「漬け菜」の1種です。「漬け菜」とは、かぶなどが属するアブラナ科アブラナ属の野菜のうち、漬け物や煮物に使われる非結球の葉菜類の総称で、古くからの庶民的な野菜です。
 
  こまつなの近親種には、新潟市の近郊を原産とする、越冬後に伸びる“とう”と葉を収穫する、甘さとぬめりが特徴の「女池菜」。群馬と埼玉が主産地で、寒さにたいへん強い「武州寒菜」。100年以上前から栽培され、わき芽を次々と収穫できる、新潟県大崎原産の「大崎菜」のほか、広島菜、京菜、壬生菜、野沢菜などがあります。
 
  カロチン、ビタミンCが豊富なうえに、ほうれんそうの5倍と、たいへん多くのカルシウムを含んでいるのがこまつなの最大の特徴です。なんと、こまつな100g中には牛乳300ccに匹敵するカルシウムがあります。その他、ビタミンB群、K、E、繊維質、葉緑素も含んでいます。
 
また、ほうれんそうと比べてアクの少ないのも特徴のひとつ。アクが少ないと、ビタミン、ミネラルの吸収率が高く、効率が良くなります。おひたし、炒め物、サラダ、みそ汁の具などレパートリーの広い野菜ですので、骨粗鬆症や成人病の予防のためにも、積極的にたくさん食べてほしい野菜です。
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