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やまいも、やまといもなどのやまのいもも例外ではなく、とろろいもといえば東京は昔からやまといも(手芋、銀杏芋)のことでした。しかし、前述のように東京には東北、甲信越などの寒い地方の人が集まっているので、ながいもの需要の方が伸びています。ちなみに山地に自生して
いる「自然薯(じねんじょ)」は、形はながいもに似ていても染色体が違い、全く別ものです。
とろろいもと一口にいっても、全国各地にそれぞれの土地で育てられてきたものがあります。例えば奈良県の「やまといも」は、明治初期まで外科的薬用として、火傷の消炎剤、滋養強壮剤として用いられていました。似たようなもので京都丹波の「やまいも」、九州大分の「豊後とろろ」、徳利芋、偽芋などもつくねいもの種で、にぎりこぶしのような形をしています。弥次さん喜多さんが食べた静岡のとろろいもも偽芋です。ひげ根の多いほうが粘り気が強いのです。ただ、どんなものでも0度くらいか、それ以下の冷蔵庫に幾日も入れておくと粘りけがなく、パサパサになってしまうので注意してください。
おもな栄養成分は、スタミナの元であるビタミンB1、C、のほかミネラルはカリウムが豊富ですから、ナトリウムの排出を促し、血圧を下げる働きを持ちます。カロテンやカルシウムを多く含む食品と組み合わせると理想的なスタミナ食になります。注目すべきは、ジアスターゼ、アミラーゼ(大根より豊富)、カタラーゼ、グルコシダーゼなどの消化酵素が豊富なことです。このため、消化促進、下痢止め、滋養強壮、気力をつける、肌を潤す、などの効果があるといわれています。そのほか、足のむくみや痛み、頻尿、老眼、白内障などに患った老人の妙薬として昔から用いられてきたことから、老化防止の効果も期待ができます。
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