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ベジタブル&フルーツマイスターが教える知っトク!なっトク!野菜と果物のマメ知識
今月のお題は…

ぎんなん ぎんなんのあの特有の臭いはちょっと気になりますが、炒っても、焼いても、また茶碗蒸しなどに入れてもとてもおいしいので、子供のころよく拾ったものです。汁に触ると手が荒れるので、ビニールの手袋や火箸などを使いました。拾った実は無理に種を取り出さず、土中に2〜3日埋めておくと簡単だと母から教わったのを憶えています。
地方によってはいろいろな言い伝えがありますが、おもしろい言い伝えをひとつ紹介します。場所は福岡県、遠賀川という川の辺にはたくさんのいちょうの木がありますが、1本、枝振りが女性の乳のような形をした老木があり、出産後乳の出にくいお母さんたちがその木の下でお祈りをすると、乳がよく出るようになったそうです。

中国では結婚式の日に新郎・新婦にぎんなんを食べさせる習慣があります。これは、子孫繁栄の願いと、頻尿を治す作用で、結婚式の間にトイレに行かなくて済むようにだそうです。

主産地は9月から11月が愛知産、11月からは熊本産、1月からが埼玉産と移っていきます。いちょうは中国が原産で、別名を「公孫樹(こうそんじゅ)」。植えてから実がなるまで20年、大量の実がつくまで40年はかかるため、公が植樹すると孫の代でやっと実るという意味です。

主成分はデンプン、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミンA・C、カルシウム、リン、カリウム、鉄分などです。昔から強壮、強精の薬として使われ、漢方では咳止めとして、鎮静剤の「定喘湯(ていぜんとう)」がぎんなんを用いた薬です。ぎんなんに微量含まれる青酸配糖体に薬効があるので、気管支炎や喘息にはぎんなん10〜20gをよく炒って殻を取り、水煮したものをハチミツを加えて食べるとたいへん良いでしょう。また、頻尿、夜尿症には、ぎんなんを1日5〜6個、毎日食べると効果的です。
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