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はくさい、ねぎなどと同様、しゅんぎくも鍋物には欠かせません。先日オーストラリアの友人と食事をしたのですが、「しゅんぎくは香りが強くてあまり箸が進まない」と言っていました。しゅんぎくの個性ともいえるこの香りは、欧米人には苦手のようです。この特有の香りに含まれるアルファ・ピネン・ベンズアルデヒドという物質には整腸作用をはじめ、便秘、せき止めの効果がありますが、煮すぎると効力が弱まるので、お鍋の場合は食べる直前に入れます。あえ物、おひたし、炒め物などにする場合も同様です。独特の香りを楽しめる料理にも気をつかいましょう。 |
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原産地は地中海沿岸。戦国時代に明国から渡来しました。関西地方でおもに食べられていましたが、最近は全国的に需要があります。別名「菊菜」。キク科ですが、春に花が咲くことから「春菊」と呼ばれています。大きさによって大葉、中葉、小葉などの品種があり、主産地は千葉県、栃木県、群馬県。
主成分は、目や粘膜を健康にするビタミンAや肌に良いビタミンCをはじめ、ビタミンB2、K、カリウム、カルシウム、鉄分など。栄養素を万遍なく含む優秀な野菜といえます。特にビタミンAのもとになるカロテンは冬野菜の中でも非常に多く、ほうれんそうやこまつなを上回り、冬の貴重な栄養源といえます。
しゅんぎくのカロテンは生鮮で100g中3400mgのところ、茹でると同4600mgにも増加します。つまり、カロテンについては、生食より茹でたほうが効能が高まるということです。また、カロテンは油と相性が良いので、炒め物もおすすめです。
この他、下痢のときは、葉と茎と根をいっしょに煮て、その濃い煮汁に塩少々を入れて飲み、風邪には、しゅんぎくとねぎの白い部分、油揚げを入れたみそ汁の熱々のものを飲む、という食養法もありますので試してみてください。
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Takashi Kondo
講師紹介/近藤卓志(こんどうたかし)
1988年、日刊食料新聞入社。現在、同新聞青果版編集長を務めるほか、日本食生活ジャーナリストの会会員、農水省総合食料局消費生活課消費者の部屋運営委員、日本ベジタブル&フルーツマイスター協会常任理事、青果物健康推進委員会事務局長。食ジャーナリストとしては、特に農産物流通を専門としている。 |
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Vegetables & Fruits Meister
ベジタブル&フルーツマイスターってなに?
昨今、野菜や果物に対する生活者の関心が高まっています。日本ベジタブル&フルーツマイスター協会では、青果物に関する様々な情報を生活者に提供でき、青果業界のあらゆるビジネスシーンで新たな価値観を創造できるような知識と技術を持ったソムリエ(マイスター)を養成しています。
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