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レバにら炒めといえばスタミナ食の代名詞。あの匂いが元気の源ですが、にらにはそれ以外にも下痢、腹痛、整腸、便秘、貧血、鼻血、打ち身などに効果が期待できる万能野菜です。また、1年で最も寒い時期の風邪の予防にも最適な野菜です。 |
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原産地はシベリア地方で、隣の中国では古くから栽培されており、名前を2つ持っています。1つは陽起草(ようきそう)。これは、北は冬期に零下40度にもなる黒龍江省北端から、南は中国沿岸の亜熱帯地方、さらに標高3000メートルを越える西北高原まで幅広く繁殖する生命力を持っていることに由来しています。人間にも強い強壮力を与えると思われていたのでしょうか、修行僧は目にするのさえ禁じられていたと伝えられています。もう1つの名は懶人草(らんにんそう)=ナマケ草。いつまでも収穫でき、
手抜きしても育つ野菜という意味です。
ヨーロッパではほとんど栽培されていませんが、日本では古事記や日本書記に記述がみられ、万葉集にも「久々美良(くくみら)」という名で登場しています。この「みら」が訛って「にら」になったという説もあります。日本で食用として栽培されるようになったのは9世紀以降です。
主成分は、カロテン、ビタミンB2、C、カルシウム、カリウム、鉄分などで、とくにカロテンは野菜の中でもたいへん多く、にら100gで1日に必要な量を摂取できます。カロテンは体内でビタミンAに変わり、体に抵抗力をつけます。また、にらには体を温める効果がありますので、風邪予防のために是非たくさん食べてください。さらに、匂いの素である硫化アリル(にんにくやねぎにも含まれる)という成分には、疲労を回復させるビタミンB1を体内に留めておく働きがありますので、胃腸虚弱で疲れやすく、体力のない
人や貧血気味の人にはおすすめです。また、漢方では、血液の循環を良くし、古血を除き、生殖器や生命力を補うとされ、精力減退、免疫力低下、聴覚異常、排尿困難、骨格の症状などに効果があるといわれています。食生活の不規則な人には是非おすすめしたい野菜です。
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Takashi Kondo
講師紹介/近藤卓志(こんどうたかし)
1988年、日刊食料新聞入社。現在、同新聞青果版編集長を務めるほか、日本食生活ジャーナリストの会会員、農水省総合食料局消費生活課消費者の部屋運営委員、日本ベジタブル&フルーツマイスター協会常任理事、青果物健康推進委員会事務局長。食ジャーナリストとしては、特に農産物流通を専門としている。 |
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Vegetables & Fruits Meister
ベジタブル&フルーツマイスターってなに?
昨今、野菜や果物に対する生活者の関心が高まっています。日本ベジタブル&フルーツマイスター協会では、青果物に関する様々な情報を生活者に提供でき、青果業界のあらゆるビジネスシーンで新たな価値観を創造できるような知識と技術を持ったソムリエ(マイスター)を養成しています。
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