アンコウは捨てるところがない。なんて言いますが、実はブロッコリーも捨てるところがなかったってご存知でした？当然ブロッコリーは芯まで食べるもの。そこまではＯＫですよね。問題は、芯を切り取った後の固まりの部分です。さすがにあそこまではいただけない。そんなこれまでの常識に「いやいや、実は違うんですよ」とひとつ先のお料理を教えてくれたのが、国立市でご主人がイタリアンレストランを営むレイさん。お料理とワンちゃんが大好きの奥さまです。そんなレイさんに「お店では出さない珍しいお料理を」とお願いしたところ、出てきたのがこれ！ブロッコリーの芯部分をつかったイタリアン前菜です。

　ほんとうは芯を全部使い切るんだけど…ということでしたが、慣れない人には硬すぎるので、今回は若干柔らか味の残る部分まででお料理。そもそもイタリアという国は、貧しい地方がまだまだあって食材を使い切ることが習慣になっているのだとか。パスタ一皿１５００円なんていうのも珍しくない日本のイタリアンを考えると「へぇ～」って感じですね。さてさてお味の方はというと… これがとっても美味しい！出てきた瞬間は正直なところ「ちょっと味気ないかも…」と思っていた自分に反省しました。さすがに芯の固まりの部分だけあってちょっと固めは否めませんが、ほんとに美味しい！ぜひ試してみてください。