なすの調理のコツは?選び方や美味しい食べ方まで詳しくご紹介!
2022年8月17日
なすってどんな野菜?
炒める、焼く、煮る、揚げる、漬けるなど幅広く使える「なす」は、6~9月に旬を迎えます。
昔から体を冷やす働きがあると言われ、体の内側の余分な熱を取って夏バテやほてりを予防する効果があります。
なすの栄養素
95%以上が水分であまり栄養がないと思っている方も多いですが、なすの皮の紫色の部分にはポリフェノールの一種でアントシアニン系色素の「ナスニン」という成分が含まれています。
「ナスニン」は、活性酵素の働きを抑える効果があり、動脈硬化や高血圧の予防など老化防止にいいと言われています。
美味しいなすの選び方
◆表皮がなめらかで傷がなく、つややかな光沢のあるもの
◆紫紺色が鮮やかで、全体に張りがあるもの
※紫紺色の薄いものは、日光不足が原因です。ときどき表皮が茶色に変色したものが見られますが、このタイプは皮が固く、果肉に種が多い事があるのでご注意ください。
◆ヘタの切り口がみずみずしく、ガクの部分についているトゲが鋭いもの
※新鮮でないものは、ヘタが茶色っぽくなり、トゲがなくなります
なすの調理のコツ
変色を防ぐには?
なすは果肉の組織が粗く、空気とふれるとポリフェノールの働きで変色してしまいます。黒くなるのを防ぎたい場合は、調理する直前に切り水にさらしましょう。 (※変色が気にならない場合は、そのまま使用しても問題ありません。栄養を逃がさないためにはそのまま使用するのがおすすめです。)
切った後に少量の塩をふり、しんなりさせ、水分とアクを出す方法もあります。
炒めるときのポイントは?
かくし包丁で切り目を入れると、中まで火が通りやすくまんべんなく加熱できます。
揚げるときのポイントは?
揚げなすを作るときは直前にカットし 、皮を下にしてあげると鮮やかな紫色に仕上がります。油を吸いすぎないよう、高めの温度ですばやく揚げるのがポイントです。揚げた後はキッチンペーパーで余分な油をふきとりましょう。
<相性のよい素材>
なすはスポンジのようにうま味を吸い込むので、肉類などうま味の強い食材との相性がよいです。
味付けには、味噌がおすすめ!
サラダカフェのレシピの中からおすすめの「なすレシピ」を紹介します。
おすすめレシピ
保存方法
冷えに弱く、水分が蒸発しやすいのでポリ袋に入れて水分の蒸発を抑え、冷やしすぎないように新聞紙などにくるんで冷蔵庫の野菜室に入れて、保存してください。
あまり保存のきく野菜ではありませんから、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
購入してから3~4日で食べてしまうのがベストです。