永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第35回 「ギンナンでスタミナ強化」

あの神秘的なみどり色をしたギンナン。たくさん食べると鼻血の出るほどの強精食品で、体力ばかりではなく冬をのりきる免疫力を強くする成分もたっぷり。

老化の促進やガンの発生の原因ともなる細胞の酸化を防ぐ、三大抗酸化ビタミンのビタミンC、ビタミンE、それにカロテンも豊富に含まれています。

ほかにも頭の回転をよくするレシチンやビタミンB1、脳の血行をよくする葉酸、骨を丈夫にするビタミンKも多いのです。
ギンナンでスタミナ強化
ギンナンはいうまでもなくイチョウの木の実で、日本にはかなり古い時代に中国から伝わったようです。各地に巨木や老樹があり、街路樹や公園の木として親しまれています。神社やお寺などにも古木がある場合が多く、薬用にするために植樹されたもの。

生命力がたいへんに強く、落雷や戦火にあって黒こげになっても生きのびている木がよくあります。

ギンナンの粒は小さいけれど、食べれば精がつきます。咳どめや去痰などの作用もあるといわれ、昔は国民病ともいわれた肺結核にもよく用いられています。

ギンナンには肝臓に働きかけて強精効果を発揮したり、夜尿症や頻尿などにもプラス作用があるそうです。

からに割れめをつけ塩いりするのがベスト。薄皮を除いて衣をつけ天ぷらにすると二日酔いの予防に効果があります。


Recipe Search お好みレシピを見つけよう!

カテゴリー検索

ジャンル 調理時間 カロリー
※1ヶ所だけの選択でも、3つの要素を組み合わせても
レシピを検索できます。

フリーワード検索
※全角のひらがな、カタカナ、漢字でご入力ください。