永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第42回 「発芽野菜で若返り」

「老けるのはいやです」
そのためには、若々しく生命力が躍動しているものを食べるのがいちばん。たとえばモヤシ。モヤシは発芽野菜や発芽大豆のことですが、これ以上、若い食材はありません。なにしろ野菜の赤ちゃんみたいなものなのですから。
発芽野菜で若返り
最近では、カイワレダイコンのように新芽を食用にする野菜を総称して「スプラウト」と呼んでいます。
「発芽野菜」や「野菜の新芽」のことで、天然ビタミンの「サプリメント(栄養補助食品)」といってよいでしょう。植物は発芽して伸びるときにもっとも生長力が盛んになるため、栄養も豊富になるわけです。

アメリカでは何年か前にブロッコリー・スプラウトがガン予防に効果的と発表されて以来、発芽野菜ブームが続いているそうです。スプラウトは生食がほとんどですから、ビタミンやミネラルに加えて体調をととのえる酵素もたくさんとれます。代表的なスプラウトの成分を見てみましょう。

●カイワレダイコン・・・記憶力の衰えや胃ガンを防ぐ作用で注目の葉酸を含みビタミンCも豊富。
かすかな辛みが魅力的。
●ブロッコリー・スプラウト・・・ピロリ菌の除去作用が注目され、ガンを予防する成分も多いといわれています。
●ソバ・スプラウト・・・タンパク質が多く、血管を丈夫にするルチンを含みます。
●キャベツ・スプラウト・・・肉類の消化を助ける酵素が豊富で抗酸化作用もあります。


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