永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第50回 「王さまの不老長寿食」

古代中国に秦(しん)の始皇帝という強大な力を持った王がいました。万里の長城を築き上げたのも、この王です。
若い時から戦いの連続だった始皇帝は、40歳になると、疲れがたまりやすく、気力も衰えていくのを感じ不安になります。
しかし、40歳代で死ぬわけにはいきません。まだまだ野望がたくさんあったのです。そこで、仙人になる術を体得したと名乗る徐福(じょふく)に、ばく大な資金を出して「不老不死」の薬を探して持ち帰るように命じました。

徐福は船囲を担いで、東方海上に浮かぶ蓬莱山(ほうらいさん)のある仙人の住む島に向かいます。実はその島こそ、古代の日本列島といわれ、その当時から日本人は長生きと見られていたようです。 事実、ヤマタイ国やヒミコで有名な『魏志倭人伝』には、日本人は長生きで、「100歳、あるいは、8、90歳まで長生き」とあるのです。徐福が日本にやってきたという伝説は各地に今でも残っていますが、その「不老長寿食」とは何だったのでしょうか。
王さまの不老長寿食
日本でも古代から長寿食品として知られてきた「昆布」とみられています。始皇帝が40歳代になって急速に衰えたのは、戦いの連続からくる過労とストレスによって、体中の細胞が酸化し、サビつき、老化が進んでしまったとみてよいでしょう。それを防ぐ成分が昆布に含まれていました。
いま最も注目されているフコイダンで、抗酸化や免疫力強化、抗ガン作用などがあるのです。もっと速く昆布に気が付くべきでした。


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