永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第57回 「夏は涼しく冷やしうどん」

暑さに強くなりましょう。
クーラーを使わなくても、過ごせるように庭に打ち水して、チリーン、チリーンと風鈴の音の涼しい音。たらいに水を張って、体の汗を流す行水なんかもいいものです。節電モードの今年の夏です。そして、食は涼しく昔の知恵に学びます。
夏は涼しく冷やしうどん
おばあちゃんが、「夏こそ黒い食べ物を食べて暑さに負けるな」といったものです。魚でいったらウナギにドジョウ、ナマズなどで、色や形からみても、いかにもスタミナがわきそう。植物系だと、黒ゴマを筆頭に黒豆、玄米、黒砂糖などがあります。

夏の夕食によろこばれたのが冷やしうどん。茹でて冷水にさらし、両手でもみ洗いしたら器にとり、ゴマだれで食べます。もうひとつの食べ方が、「冷や汁」風のぶっかけうどん。冷やしうどんをどんぶりにとり、汁をかけて食べます。

まず、すり鉢で黒ゴマをよくすり、軽く火にあぶったみそをいれ、少々の砂糖とマヨネーズも加えて、さらにすります。よく混じりあったら、冷やしただし汁でのばし、薄切りのキュウリ、みじん切りのオオバなどを薬味として混ぜ、どんぶりに盛っておいた冷やしうどんにたっぷりかけて食べるのです。白ゴマよりも、夏の強烈な紫外線を防ぐ意味で、抗酸化作用の強い黒ゴマの方がよいでしょう。黒ゴマはビタミンB1やEが多く、みそのアミノ酸といっしょになって、夏バテ防止にも役に立つからです。


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