ズッキーニってどんな野菜?
ウリ科の中でも見た目が似ているのできゅうりの仲間だと思われることが多いですが、実はかぼちゃの仲間。ズッキーニはイタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味だと言われています。
食感はなすのようで、しっとりしていてほのかな甘みがあります。生食はせず、主にイタリアやフランスなどヨーロッパの煮込み料理として使われてきましたが、近年日本での人気も高まってきており、緑色だけでなく黄色のものもよく見かけるようになりましたね。

ズッキーニの栄養
カロテンやビタミンC、カリウムが豊富に含まれます。
カロテンには、体の免疫を強化したり、粘膜を丈夫にする働きがあるので、風邪予防や美肌に効果的です。
選び方のポイント、調理のコツ、保存方法
◆選び方のポイント
1. 皮にハリがあり、色ツヤが美しいもの。
2. あまり太くなく、太さが均一なもの。
3. ヘタの切り口がみずみずしいものが新鮮。

◆調理のコツ
皮が柔らかいので、皮をむかずにそのまま調理できます。
ズッキーニに含まれる「カロテン」は油と相性がよく、炒め物や揚げ物にして食べると吸収率がアップします。
ラタトゥーユのように、油と一緒に炒め煮する料理は美味しく、栄養を効果的に摂取するのにぴったりです。
◆保存方法
乾きやすいので、ラップやビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
参考文献:『からだにおいしい 野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)