花野菜のひとつ、ブロッコリー。サラダはもちろん、グラタンやシチュー、温野菜、蒸し料理などに欠かせない食材ですね。もこもことした部分が花のようにもみえることから「花野菜」言われていますが、もこもこの正体は実は蕾のかたまり。
今回は、ブロッコリーのおいしい調理方法をご紹介します。
ブロッコリーってどんな野菜?
ブロッコリーはアブラナ科の緑黄色野菜で、キャベツの仲間です。
ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類に加え、β―カロテンや鉄分が豊富に含まれており、栄養的に大変優れた野菜です。
蕾より茎の方が栄養素が多く含まれているので、茎は捨てずに、まるまる1個使い切りましょう。
ブロッコリーの調理のコツ
●ゆでる
ブロッコリーをゆでると、水分を取り込むので、色目が鮮やかに仕上がります。しかし、ブロッコリーに含まれるビタミンCは、水に溶けやすいので、さっとゆでて取り出しましょう。流水で冷やすと栄養素が逃げてしまうので、少し早めに取り出し、自身の余熱で火を通すのがおすすめです。
●電子レンジ
お湯を沸かす手間が省け、時間短縮にもなる電子レンジ調理。ゆでないので、栄養素が流れ出る心配もなく安心ですよね。おいしく仕上げるには、蕾を下にしたまま流水で洗い、水気を切らずに耐熱容器に入れてラップをします。ラップは密閉しないで、少しだけ蒸気が抜けるようにすき間を空けておきましょう。(加熱時間の目安は、1株の場合、600Wで1分ほど。)
※株数や大きさに応じて時間を調節してください。硬めがお好みなら、時間を少し短くしてください。
●色目がきれいになるのは…電子レンジorゆでる?
色目をきれいに仕上げるには、電子レンジ調理よりもゆでるのがおすすめです。お湯に対し、1~2%の塩を入れて、ゆでてください。
●美味しさの追求…「蒸しゆで」に挑戦!
ブロッコリーの塩加減とゆで加減がピタッと決まる調理法「蒸しゆで」。ブロッコリーを小分けにし、鍋に入れて、ブロッコリーの1/5が隠れるくらいの水と少量の塩で、3~4分ほど蒸しゆでにします。栄養素が逃げない上に、味が凝縮してとてもおいしくなります。