「関ヶ原」が品種の分け目になっている野菜とは? 

徳川家康と石田三成が戦った「天下分け目の関ヶ原」。野菜は戦いませんが(当たり前!)、この関ヶ原を境に品種が分かれる野菜があります。ヒントは、ひらがな2文字。

答えは写真をクリック!

クイズの答え

天下分け目の関ヶ原? -東西に違いあり!

答えは、かぶ。日本の東と西では、かぶの品種・系統が違うといわれています。中国を経て渡来した「アジア型」のかぶは、主に西日本で栽培されています。(聖護院かぶ、など)一方、朝鮮半島を経て伝わった「ヨ-ロッパ型」のかぶは、東日本で栽培されています。(金町小かぶ、など) この東と西は、愛知県と福井県を結ぶラインで分かれており、ちょうど「天下分け目の関ヶ原」と重なるのだそうですよ。

名のいわれは?

みなさんは、かぶの意味をご存じですか?五月の節句に飾る、”かぶと”は、戦さのときに頭に被ったものですよね。”かぶと”の「かぶ」とは「頭」のこと。野菜のかぶは、その形が頭のようだから、この名が付いたといわれています。

かぶの栄養

かぶの根部にはビタミンCや消化酵素を助けるジアシスタ-ゼが多く含まれていますが、栄養的には根よりも葉の方が上です。葉にはガン予防に役立つといわれているビタミンA、ビタミンB2・Cなどのビタミン類や、ストレス解消に有効なカルシウムなどが豊富に含まれています。また食物繊維も含んでおり、便秘予防、消化促進などに効果があるといわれています。

かぶの歴史

かぶはアフガニスタン周辺と地中海沿岸の南ヨーロッパを加えた地域が原産地と言われています。紀元前から栽培され、今では世界中の温帯地方で広く栽培されています。日本には、弥生時代に大陸から伝わったといわれ、「日本書紀」に持統天皇がかぶを栽培するようおふれを出したと記されているのが最初です。日本で古くから栽培されたかぶは、多くの地方で独特の品種が育てられ、日本国内だけで約80品種もあります。この数からも、日本は世界的な「かぶの品種発達」の中心地となっています。

かぶの旅

かぶの保存方法

かぶは葉つきのまま置いておくと水分が蒸発してしまいます。買ってきたらすぐに根と葉に切り分け、根は密封できるポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。葉は霧を吹きかけてポリ袋に入れれば冷蔵庫の野菜室で2~3日は持ちますが、栄養価が落ちてしまうので、長期保存したい場合は塩ゆでにして冷凍すると良いでしょう。


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