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 ピーマン特集

ピーマンってどんな野菜?

ピーマンはトウガラシの一種で、辛味がなく大型にしたものです。日本で呼ぶ「ピーマン」はフランス語の「pimento(ピマン)=トウガラシ」が由来とされており、 英語では、「green pepper」と呼びます。一年中店頭に並んでいますが、露地栽培の場合の旬は6~8月。夏に旬を迎える夏野菜です。

◆ ピーマンとパプリカの違いは??
ピーマンもパプリカでも、緑、赤、黄色のものがそれぞれ存在します。両者とも同じ「トウガラシ」の一種ですが、品種の違いで分けられ、含まれる栄養素の量が異なっています。

ピーマン

ピーマンの栄養

βカロテンとビタミンを豊富に含みます。特にβカロテンは赤ピーマンの方が多く含まれています。ビタミンCは熱に弱いビタミンですが、一緒に含まれるビタミンPがビタミンCを守ってくれる効能があるので、炒めてもビタミンCは損なわれにくいです。また、ビタミンPには毛細血管を丈夫にする効果があります。


●緑ピーマンの特徴
緑ピーマンは、抗酸化作用のある葉緑素「クロロフィル」を多く含み、不要なコレステロールを排出して、動脈硬化の予防に役立ちます。

緑ピーマン


●赤ピーマンの特徴
赤ピーマンの赤い色素成分「カプサンチン」は、リコピンと同様の抗酸化作用があります。この優れた抗酸化作用は、生活習慣病をはじめ、様々な病気の予防効果があると注目されています。

赤ピーマン

選び方のポイント、調理のコツ、保存方法

◆ ピーマンの選び方
<皮>
・緑色が鮮やかで、表面にツヤがあり、輝いているもの。
・表面に、キズやしわがあったり、変色しているものは避けましょう。

<ヘタ>
・ヘタがピンとしていて、みずみずしいもの。
・鮮度が落ちると、乾いていたりハリがなくなります。

<肉質>
・果肉が厚めで硬く、引き締まったものは、みずみずしく、味も濃厚。
・持ったときにずっしりしたもの(水分がたっぷり含まれており、新鮮な証拠です。)

ピーマンの選び方


◆ 調理方法で苦手を克服!切り方で苦味低減?!
ピーマンの苦味成分は、ポリフェノールの一種「クエルシトリン」にピーマンの香気成分「ピラジン」が加わって苦味を感じるということが解明されています。
ピーマンの細胞を壊してしまうと苦味成分が出てくるため、切り方を工夫することで苦味を軽減できますよ。
ピーマンの繊維は縦向きなので、細胞を壊さないように繊維に沿って縦に切った方が苦味を感じにくくなり、繊維に直角に切ると細胞を壊し、苦味を感じやすくなりますよ。



◆ おいしい食べ方
●油・肉との相性◎
幅広い料理に使用されるピーマンですが、特に油・肉との相性が適しています。炒め物にする際には、高温でさっといためるのが美味しさのコツです。高温、短時間で炒めることで、ピーマンの食感が失われず、美味しく召し上がれます。



◆ 保存方法
★冷蔵保存
ポリ袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。なるべく、1週間以内に使い切ることをおすすめします。また、ピーマンは種、わたから腐っていきます。カット後の保存の場合は、種とわたを取り除きましょう。

★冷凍保存
たくさん残ってしまった場合は、冷凍保存をおすすめします。縦半分にカットし、種とわたを取り除き、水洗い後よく水気をきります。チャック付きの保存袋に入れて冷凍しましょう。乱切りや、細切りなどよく使う切り方で小分けしておくと更に便利です。



◆ こちらもおすすめ!ピーマンに関する、野菜クイズはこちら!
野菜クイズはこちら

参考文献
・タキイ種苗 インフォメーション 詳しくはこちら>>

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