日本史クイズ

水戸黄門が食べた
ラーメンの麺に
練り込まれた野菜とは?
ヒントは、穴がたくさん空いているので「先が見通せる野菜」といわれている……!
答えはイラストをクリック!

江戸時代のグルメも舌鼓!
答えは、れんこん。水戸黄門こと徳川光圀は好奇心旺盛なグルメだったようで、江戸時代に餃子や牛乳を口にし、チーズ作りにもチャレンジしたそうです。
そして、日本に亡命していた中国の儒学者を招いたときに、ラーメンを食べたという記述が残っています。そのラーメンの麺に練り込まれていたのが、れんこん。水戸藩があった茨城県は、日本最大のれんこんの産地です。れんこんが手に入りやすかったのでしょうね。

黄門様は食に大変興味があったのですね!
病弱だった藩主を元気にした、九州名物
れんこんの穴に辛子味噌を詰め、衣をつけて油で揚げた、熊本県の郷土料理「辛子れんこん」。17世紀、肥後国(熊本県)の藩主・細川忠利は病弱だったため、お坊さんが滋養強壮になるれんこんをすすめました。しかし、「泥の中で育つ野菜なんて!」と食べようとしなかったそうです。
そこで、れんこんの穴に辛子みそを入れて油で揚げた、一見では、れんこんに見えない「辛子れんこん」を出したところ、藩主は大変気に入って食べ、どんどん元気になったのだそうですよ。

れんこんと辛子のダブル元気パワー!
再び登場!江戸時代の健康マニア?!

徳川家康は江戸幕府を開いた人物として有名ですが、東洋医学の漢方薬や健康によい食事についての知識が豊富で、長生きしたことでも知られています。そんな家康の長寿食は、とろろかけご飯!
とろろといっても、家康が好んだのは、やまいもとれんこんをすりおろしたもの。れんこんとやまいもを1:1の割合で混ぜ合わせ、だしや醤油で味付けして、麦ごはんにかけて食べていたそうです。
家康は、れんこんの栄養効果を、漢方や薬膳料理の知識から充分に知っていたのでしょうね。
加熱しても、栄養たっぷり!
れんこんには、ビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは熱に弱いのですが、れんこんはデンプンが多いため、加熱してもビタミンCが残りやすいのだそうです。ちなみに、ビタミンCは、疲労回復・美肌効果・風邪の予防などに効果が期待できる栄養素です。この他にも、ミネラルや食物繊維も豊富!食べると元気になれる野菜なんですね!