やさいde
日本史クイズ

江戸時代、
武士が「恐れ多い」と
食べなかった野菜とは?

ヒントは、夏野菜の代表で、みずみずしくシャキッとした歯ごたえの…アレです!

答えはイラストをクリック!

クイズの答え

江戸初期まで、人気のない野菜でした。

答えは、きゅうり。きゅうりの切り口が徳川家の三つ葉葵の家紋に似ていることから、江戸時代の武士たちは恐れ多いと、きゅうりを食べなかったそうです。
また、一般の人々からも、苦いだけの美味しくない野菜とされ、儒学者・貝原益軒は自著で「(きゅうりは)これ瓜類の下品なり。味良からず、かつ小毒あり」と書いています。江戸初期まで、きゅうりは人気のない野菜だったのですね。

人気がなかったのが幸いに?

元禄時代、「初物ブーム」が起こります。「初物を食べると75日長生きする」といわれ、江戸っ子は初物に高いお金を払い、競って食べるようになりました。農家たちも、初物のための早出し栽培を競って行うようになります。初物ブームはどんどんエスカレート!そこで、幕府は食物の出荷日を取締まることにしました。
五代将軍・綱吉は、元禄年間(1688〜1704)に「野菜の早つみ取り禁止日」という布告を出しました。
「しょうが三月、たけのこ四月、なす五月、しろうり六月…(いずれも旧暦)」と定め、それより早く出すことを禁じたのです。
その禁止令から漏れたのが、きゅうり。 幕府は、人気のない野菜だから外そう…と思ったのでしょう。

きゅうりが一躍人気者に!

禁止令から漏れたおかげで、きゅうりは庶民の脚光を浴びることになります。きゅうりは、早く育ち、次々収穫できるので沢山採れる!人気が無いから値段も手ごろ!布告の対象外だから、初物としても食べられる!
きゅうりに目を付けた人々は、苦いとされていたきゅうりに塩や酢を使って、美味しく食べる工夫をしたのだとか。中でも、きゅうりのぬか漬けは、おかずの少なかった江戸の庶民にとって、欠かせない野菜料理となったそうです。


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