やさいde
日本史クイズ

江戸時代、時の将軍に
名前をつけてもらった
野菜は?

ヒントは、今では日本中で作られている江戸野菜の代表…アレです!

答えはイラストをクリック!

クイズの答え

はじめは、名前のない野菜でした。

答えは、小松菜(こまつな)。江戸初期、現在の東京都江戸川区の小松川付近で栽培されていました。しかし、はじめは名のない青菜でした。
享保4年(1719年)、八代将軍・徳川吉宗が鷹狩りに当時の小松川村を訪れたとき、香取神社を食事や休憩をする場所に選びました。
食事時になり、神主が地元で採れる青菜を入れた汁物を吉宗に出したところ、吉宗は青菜がとても美味しかったので、その名を尋ねました。神主が「名前はございません」と告げると、「では、小松川に因んで小松菜と名付けよ」と命じたと言われています。これ以降、将軍が命名した青菜として小松菜の人気は上がり、やがて全国へと広まったということです。命名の地となった香取神社には今でも「小松菜ゆかり塚」があり、小松菜の神様がまつられているそうですよ。
※こちらのお話には、諸説あります。

小松菜のおひたしは、江戸の人気料理!

江戸時代に庶民の間で大流行した、物事を相撲に見立てて格付けする見立番付。節約おかずにも番付表があり、「日々徳用倹約料理角力取組(ひびとくようけんやくりょうりすもうとりくみ)」の中で、小松菜のおひたしは、野菜料理の前頭七枚目に入っています。また、小松菜などの青菜を炊いてご飯に混ぜ込む「菜飯」も江戸の人気料理だったそうです。
小松菜の旬は冬と言われていますが、1年中食べられる小松菜は、当時も今も庶民の味方であり、人気ものなのですね!

栄養満点の小松菜の勝ち!


実は、ヨーロッパ生まれの日本育ち!

小松菜の原種と見られる野菜は、南ヨーロッパの地中海沿岸や北欧のスカンジナビア地域などで確認されているそうです。
小松菜の元となった野菜は、ヨーロッパからシルクロードを経由して、奈良時代から平安時代にかけて中国から日本へ入り、小松川村周辺で品種改良され、小松菜になったのだとか。小松菜は、ヨーロッパから日本まで、とても長い旅をした野菜だったのですね!

美味しくて強くなったのは、長旅のおかげ?

栄養の宝庫!

小松菜の主な栄養素は、カロテン、ビタミンC、B群、E、カルシウム、鉄、リン、食物繊維です。豊富に含まれたβカロテンとビタミンCの相乗効果で免疫力をアップし、美肌効果や粘膜を保護する働きがあります。カルシウムの含有量は、ほうれん草の3倍以上、ミネラル類も多く含むため、骨粗鬆症予防やストレス解消に役立つそうですよ。

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