豆知識

じゃがいもの調理のコツは?品種別のおいしい食べ方まで詳しくご紹介!

2023年9月15日

じゃがいもは、男爵、メークインばかりではありません。

ポテトサラダ向きのじゃがいも、ポテトフライに向いているじゃがいも、用途に合わせたじゃがいもがいろいろ開発されています。

街で新しい品種のじゃがいもを見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。

 

じゃがいもの種類

インカのめざめ

インカのめざめ

中は橙色に近い濃黄色で、ナッツや栗に似た独特の風味があり、味も濃厚です。また、でん粉価が高いため、煮崩れが少なく、油にも強いので、煮物、揚物、お菓子作りなどに向いています。

きたあかり

きたあかり

ビタミンCの含有率も高く、男爵の1.5倍も含まれています。甘みも強く舌触りはサツマイモに似て滑らか、ポテトサラダのほかに、サラダやスープに向いています。

さやか

さやか

中身は色白で、口あたりがなめらかでさっぱりとした味わいです。味がひかえめだから、どんな料理の付け合わせにもピッタリ。フライよりも、蒸す、煮る、サラダに向いています。

シンシア

シンシア

フランス生まれのじゃがいもです。香り高く、味わいも豊かな品種で、煮ものなどにした時に煮くずにくいのが特徴です。

十勝こがね

十勝こがね

煮くずれが少なく、どんな調理にも向く万能なじゃがいもです。皮が薄く芽が出にくいのも特徴で、貯蔵がきく品種です。サラダはもちろん、揚げたときと煮たときの味の違いが大きく、フライドポテトに最適です。

じゃがいもの保存方法

じゃがいもは、日持ちがよく常温で保存できますが、しばらく置いておくと、芽が出て皮がシワシワになってしまいますね。そこで、じゃがいも農家の方に家庭での「じゃがいものおいしい保存方法」を尋ねたところ、答えは「冷蔵庫で保存する」でした!
じゃがいもは、「低温」のところで寝かせると、低温で働く酵素のおかげで、じっくりと糖度が上がっていくのだそうです。つまり、冷蔵庫など安定した低温な場所に、じゃがいもを保存しておけば、ゆっくり、じっくり甘みが増していき、そのうえ、芽の成長も遅らせることが出来るのです。

 

冷蔵庫で保存するときのポイント
スーパーの袋などの中に新聞紙を敷き、その中にじゃがいもを入れて袋の口を縛り、野菜室に入れましょう。(新聞紙を敷くのは、じゃがいも自体がもつ水分を調整してあげるためです)

 

じゃがいも 調理のコツ

切ったあと水につける
切ったあと水につける切ったあと水につけておけば、余分なでんぷん質を取り、調理したときのべたつきをなくすことができます。また空気に触れないので、変色を防ぐこともできます。その他、千切りポテトなどを作る場合には、水につけておくとしゃきしゃき感が出やすくなります。
 
水から茹でる
水から茹でれば、外側がじっくり茹で上がり、中に火が通る頃には、お湯が沸騰して、外と中がちょうど同じくらい茹で上がります。
 
おいしいポテトサラダを作るときの下ごしらえのポイント
じゃがいもの皮をむかずに蒸してみましょう。皮をむくと、うま味や栄養素が外へ逃げてしまいます。また、蒸して加熱すると水っぽくならず、じゃがいも自体の味が濃厚になります。
 
マッシュポテトを作るときのコツ
じゃがいもが熱いうちに裏ごししてしまいましょう。冷めると粘りが出て、風味も落ちてしまいます。
 
電子レンジで加熱するときのコツ
皮付きのじゃがいもはよく洗って水気を拭き取り、ラップできっちりと包んでからチンしましょう。普通の大きさのものを1個なら、600wで3~5分ほどで熱が通ります。途中、上下を返すとムラなく温まりますよ。
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