食事前の楽しい習慣 アペロ
フランスには、夕食が始まる前に、飲み物とおつまみをいただきながら、集まった人たちとおしゃべりを楽しむ
「アペリティフ」という習慣があります。アペリティフとは食前酒のことで、これを略して「アペロ」(Apéro)、
日常会話では「アペロしよう!」「アペロしない?」と言います。
レストランへ向かう前に、待ち合わせしたカフェで、
ホームパーティーで招いた客人が全員集まるまで、アペロという時間を楽しむのです。
「飲む」「食べる」「会話」を、何よりも大切にしているフランス人らしい習慣だと思います。
また、よく知らない相手ともう少し仲良くなりたいなあと思う時も、「アペロしませんか?」と言うそうで、
それは、日本の「お茶しませんか?」に近い感覚なのだそうです。
6月第1木曜日は「アペリティフの日」
このアペリティフ(アペロ)を楽しむ習慣を世界に広めようとフランスの農水省が提唱、 フランス政府は2004年に毎年6月第1木曜日を「アペリティフの日」に認定しました。
そして、パリの料理教室では、アペロ用の簡単でオシャレなおつまみを教わるコースがとても人気なんだそうですよ!
これから夏に向けて気持ちのいい日が増えてきます。
すこし明るいうちから、ご家族やお友だちと、
飲み物とおつまみをいただきながら、おしゃべりを楽しんでみてはいかがでしょう。
もちろん、おつまみがサラダ料理だったら、ヘルシーですよね。
しかも、サラダをおつまみとしてしっかり食べれば、
お夕飯のメインは軽いもので済ませてしまえるかも…。
アペロって、カラダにいい食事の仕方かもしれませんよ!