「高たんぱく質」や「プロテイン」と聞くと、今までスポーツ選手や運動している人がカラダ作りのために摂るイメージが強くありました。しかし最近では健康や美容のために欠かせない栄養素として注目されています。
たんぱく質ってなに?
わたしたちの筋肉や臓器、皮膚、細胞、髪などは主にたんぱく質からできていて、筋肉や臓器がきちんと働くために必要な酵素やホルモンも多くはたんぱく質からできています。つまりたんぱく質は私たちの身体を作る成分であり、健康な体づくりに欠かせない栄養素なのです。
免疫力を高める
たんぱく質は体内に侵入してきたウイルスを撃退する細胞の構成成分でもあります。
つまりたんぱく質が不足していると、体調を崩してしまうことがあるのです。日頃からしっかりたんぱく質を摂り、ウイルスに負けない体を目指しましょう。
どのくらい食べるべき?
たんぱく質の必要量は、その人の身長、体重、一日の運動量などによって異なります。
一般の人なら自分の体重kgをgに変えた量、例えば体重50㎏の人は1日50gを摂る必要があります。体内のたんぱく質は合成・分解を繰り返しています。一度の食事でまとめて摂るのではなく、3食それぞれでバランスよく摂りましょう。
たんぱく質は2種類
たんぱく質には、豆類や小麦に含まれる植物性たんぱく質と肉、魚、卵、乳製品などに含まれる動物性たんぱく質の2種類があります。植物性たんぱく質を含む食材は比較的低脂肪、低脂質なのが特徴です。動物性たんぱく質には体内では合成されず、食物から補給したい必須アミノ酸がバランスよく含まれています。それぞれにメリットがあるので多様な食材からたんぱく質を摂るようにしましょう。
- オレンジ:動物性たんぱく質を含む食材
- 緑:植物性たんぱく質を含む食材
監修:管理栄養士 佐藤真弓(ケンコーマヨネーズ株式会社)