ROOT TO STEMとは?
毎年めまぐるしく変化するトレンド。
2018年、食に関するトレンドとして注目されているもののひとつに「ROOT TO STEM」があります。「ROOT TO STEM」とは直訳すると「根から茎まで」。野菜や果物を無駄なく、最大限活用しようという活動です。
近年、先進国では食品ロスが問題になっています。中でも家庭からでる食品ロスには、賞味期限・消費期限を過ぎたもの、食べ残し、そして食べられる部分を捨てていることがあげられます。
つまり、普段捨てがちなものを食べることは食品ロスの削減につながるのです。
いつも私たちが当たり前のように捨てている野菜の葉や茎などには、実は栄養が多く含まれています。今まで食べなかった部分を食べることで、野菜の栄養価、味、食感などの面で新たな魅力に気が付くかもしれません。
また近年は天候不順で野菜の価格が高騰しがち。ROOT TO STEMを実践することは、環境だけでなく、家計にも嬉しいことかもしれません。
ブロッコリー
ブロッコリーはビタミンCが豊富であることで知られていますが、実はいつも捨てがちな茎の方が蕾よりビタミンCをはじめとした栄養が多く含まれています。茎も無駄なく食べましょう!
パクチー
パクチーの香りはパクチー好きにとってはたまらないですよね。実はいつもトッピングで使われる葉よりも茎や根の方が強い香りを持っています。加熱調理にも向いているので、捨てずにかき揚げにしてたっぷりといただきましょう!
かぶ
かぶの茎や葉には根にはないβ-カロテンが豊富に含まれています。また、ビタミンCは約4倍も含まれており、根よりも茎や葉の方が高い栄養価を持っています。