

糖質制限や糖質オフなどの言葉をよく耳にします。糖質とはたんぱく質や脂質とならぶ三大栄養素をつくる仲間のひとつで脳や体の活動維持に必要不可欠ですが摂りすぎは万病のもとになります。今回は糖質を上手く摂取するポイントをレシピとともにご紹介します。

ビタミンB群で代謝をサポート
糖質は体内で分解されエネルギーに変化します。この変化(代謝)を助ける働きをするのがビタミンB群です。これが不足すると、糖質をスムーズに代謝できなくなるため、糖質を摂るときはビタミンB群も忘れずに摂取しましょう。ホタテや豚肉、レバー、鰻などにはビタミンB群が多く含まれます。
酢で血糖値の上昇を緩やかに
マリネ液で使用する酢には糖の吸収を抑え、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。このように味付けには酢を使用したり、おかずの一品に酢の物を取り入れましょう。
食物繊維で血糖値の上昇を緩やかに
春菊に含まれる食物繊維は酢と同じように糖の吸収を抑え、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。糖質を摂るときは野菜も一緒に食べるようにしましょう。
野菜の甘さを活かして砂糖の使用を控えめに
たまねぎは他の野菜と比べるとGI値(※1)が高いですが、上白糖と比べると半分以下です。味付けには砂糖を使用するだけでなく、野菜の甘さも活用しましょう。
低GI食品(※2)に置き換える
ラップサラダといえば一般的に小麦粉で作った生地を使用しますが、油揚げを代用することでGI値を低くすることができます。最近はこんにゃく麺やカリフラワーライスなど、低GIの代替食品が増えてきました。糖質が多いものは工夫して別の食材に置き換えてみましょう。
いかがでしたか?糖質の代謝をサポートする食材、吸収を緩やかにする食材、そして糖質が少ない食材への置き換えを実践することで、健康なカラダを目指しましょう!
※1 GI値とは、グリセミック・インデックスの略称で、食後血糖値の上昇度合いを表す指標です。
※2 低GI食品とは、GI値が55以下で血糖値を上げにくい食品のことです。